大使挨拶
平成28年5月25日

昨年5月に着任して1年が経過した節目にあたり、一言ご挨拶申し上げます。
昨年は、7月にトンガ国王トゥポウ6世、王妃ナナシパウウ両陛下の戴冠式が執り行われました。日本から皇太子同妃両殿下がお揃いでご出席され、トンガ王室、政府、国民の温かい歓迎を受けました。このご訪問を通じて、両国の長年にわたる友好関係の蓄積を再確認することができました。また、9月には、ラグビー・ワールドカップでの日本チームの快進撃を共に支えたトンガ出身日本代表選手の大活躍もあり、スポーツを介した両国の連帯感が更に強いものとなりました。奇しくも私が着任した年は、日・トンガ関係が、多くの人々に記憶されることになった出来事に間近に立ち会うことができ、充実した一年でありました。
今年に入ってからは、当館とトンガ教育訓練省の共催で、3月には、全国そろばん大会が、4月には、日本語スピーチコンテストが実施され、多くの児童生徒が元気いっぱい日頃の修練の結果を競いました。長年、JICAボランティアを通じて支援されてきた、そろばん・日本語教育をはじめとする様々な分野でも長く温かい交流の積み重ねがあります。
折しも、4月21日には、首都トンガタプのファウア埠頭にて国王王妃両陛下のご臨席を得て、「国内輸送船用埠頭改善計画」の起工式が盛大に挙行されました。私も、ポヒヴァ首相始めトンガ側要人、多数の招待者とともに参列し、国王陛下に続き、工事の安全を祈願する鍬入れの儀式をさせて頂きました。本計画は、日本政府の無償資金協力事業として、約33億円(66百万パアンガ)を投じて、我が国と同じく生存の多くを海に依存するトンガの人々が、より安全で快適な生活を送れるよう港内港湾施設を整備するものです。それは、日本とトンガの友情の証であり、同時に、両国の緊密な関係がより強固なものになるための大きな契機となることを確信しています。
2年目にあたり、任国の大使として、こうした様々な協力や交流を通じて培われてきた素晴らしい両国の関係を、更に前進、深化させたく、皆さんとともに努めて参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
平成28年 5月
駐トンガ日本国大使
沼田 行雄
昨年は、7月にトンガ国王トゥポウ6世、王妃ナナシパウウ両陛下の戴冠式が執り行われました。日本から皇太子同妃両殿下がお揃いでご出席され、トンガ王室、政府、国民の温かい歓迎を受けました。このご訪問を通じて、両国の長年にわたる友好関係の蓄積を再確認することができました。また、9月には、ラグビー・ワールドカップでの日本チームの快進撃を共に支えたトンガ出身日本代表選手の大活躍もあり、スポーツを介した両国の連帯感が更に強いものとなりました。奇しくも私が着任した年は、日・トンガ関係が、多くの人々に記憶されることになった出来事に間近に立ち会うことができ、充実した一年でありました。
今年に入ってからは、当館とトンガ教育訓練省の共催で、3月には、全国そろばん大会が、4月には、日本語スピーチコンテストが実施され、多くの児童生徒が元気いっぱい日頃の修練の結果を競いました。長年、JICAボランティアを通じて支援されてきた、そろばん・日本語教育をはじめとする様々な分野でも長く温かい交流の積み重ねがあります。
折しも、4月21日には、首都トンガタプのファウア埠頭にて国王王妃両陛下のご臨席を得て、「国内輸送船用埠頭改善計画」の起工式が盛大に挙行されました。私も、ポヒヴァ首相始めトンガ側要人、多数の招待者とともに参列し、国王陛下に続き、工事の安全を祈願する鍬入れの儀式をさせて頂きました。本計画は、日本政府の無償資金協力事業として、約33億円(66百万パアンガ)を投じて、我が国と同じく生存の多くを海に依存するトンガの人々が、より安全で快適な生活を送れるよう港内港湾施設を整備するものです。それは、日本とトンガの友情の証であり、同時に、両国の緊密な関係がより強固なものになるための大きな契機となることを確信しています。
2年目にあたり、任国の大使として、こうした様々な協力や交流を通じて培われてきた素晴らしい両国の関係を、更に前進、深化させたく、皆さんとともに努めて参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
平成28年 5月
駐トンガ日本国大使
沼田 行雄