「トンガそろばんハアパイ地区大会」の開催

平成28年7月26日
「トンガそろばんハアパイ地区大会」が7月21日(木),ハアパイ高校にて開催されました。「トンガそろばん大会」は,在トンガ日本大使館とトンガ教育訓練省の共同開催で行われる毎年恒例の行事です。

本年度のハアパイ地区大会には,小学校3年生から5年生までの合計216人が参加し,筆記,読み上げ算,フラッシュ暗算の3部門を競いました。

結果は,フォトゥア小学校が総合1位を獲得し,続いてファレロア小学校,3位がパンガイ小学校となりました。3年生・4年生の筆記部門上位3名は来年3月に本島で行われる全国大会への出場権を得ます。(詳しい大会結果は,こちらをご覧下さい)。

そろばん教育は,1970年代にトンガ王国に導入され,日・トンガ友好関係の基盤として長年受け継がれています。トンガ教育訓練省は,そろばん教育が初等教育における算数分野での能力を伸ばすための要となっていると認識しており,政府系小学校3年~5年生での必須項目として教えられています。

「 トンガそろばん大会」は,本島で開催される全国大会出場にむけ,毎年地区大会より開始し,同大会は在トンガ日本大使館とトンガ教育訓練省の共催で2010年より開催されています。本年度は,ハアパイ大会を皮切りに,8月4日にババウ大会,16日・18日・25日にトンガタプ本島大会,9月8日にエウア大会が開催されます。また,来年3月に行われる全国大会には,日本よりそろばんの学習者(小学生~高校生)も参加予定です。

「トンガそろばん大会」は,トンガ珠算団体, JICAトンガ事務所,国際そろばん普及基金の協力により実施されています。


全国大会への出場権を獲得した3・4年生筆記の部上位3名(左)                      

筆記試験の様子(右)


 

上位入賞者への表彰式(ウトゥラマタキ・トンガ ハアパイ高校校長より)(左)

総合優勝校のフォトゥア高校校長,トロフィー受賞の様子(右)