トンガ国立文化センター竣工30周年式典

平成30年5月8日
5月4日,ピロレブ王女殿下を主賓として行われたトンガ国立文化センター竣工30周年式典に,石井駐トンガ大使が出席しました。

トンガ国立文化センターは,「手工芸文化資源保全普及センター建設計画」として日本政府の無償資金協力により建設され,1988年5月4日,当時のトゥポウ4世国王陛下の出席の下で竣工式が行われたものです。

石井大使は,式典でのスピーチで,1985年に当時のトゥポウ4世陛下が訪日された際に,日本の社会では伝統文化と現代文化が共存していることに感銘を受けられ,日本政府へ文化センター建設の援助を要請された経緯を紹介しました。

更に,石井大使は,故トゥポウ4世陛下が,トンガの伝統的慣習及び手工芸品の保全や,その展示と紹介のための施設として,また,手工芸職人の訓練する場としても同センターを活用したいとの希望を持たれていたことに触れました。

石井大使は,故トゥポウ4世陛下の先見性を備えたビジョンを称賛すると共に,引き続き同センターが有効に活用されるよう期待の言葉を述べました。また,同センター竣工30周年を記念して実施された「トンガ・カルチャー・ウィーク」の成功を祝福しました。「トンガ・カルチャー・ウィーク」は,ピロレブ王女殿下による,国立文化センター竣工30周年記念碑の除幕をもって締めくくられました。