「平成30年度草の根・人間の安全保障無償資金協力 「マリア・トゥプイ・マクラタ小学校整備計画」贈与契約署名式の実施 

平成30年6月27日
6月27日(水)、財務計画省会議室に於いて、平成30年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「マリア・トゥプイ・マクラタ小学校整備計画」の贈与契約署名式が行われ、石井哲也駐トンガ日本国大使は、同小学校のニューキャスル・ニウカプ校長との間で、本件の贈与契約書に署名しました。

署名式には、ポヒヴァ・トゥイオネトア財務計画大臣、ボールウィン・ファオトゥシア同省次官、ソアネ・ヴァヘ/カトリック教会教育部長ら関係者が出席し、同小学校の児童も多数参加して、本件の署名を祝いました。

石井大使はスピーチの中で、日本政府として教育分野への支援を重視しており、「今年2月の大型サイクロン・ジータの来襲により、トンガタプ島とエウア島の多くの学校が大きな被害を受けました。日本政府は、トンガ政府や他のドナー国と協力して、積極的に教育分野への支援を進めていきます。」と述べました。

石井大使はまた、「本件GGPを含む我々の協力を通して、当地のより多くの児童が、安全で衛生的な環境の下で学習できるようになり、そこで得た知識や経験を元に自らの将来や可能性を切り開いてもらえれば幸いです。」と述べました。

続いて、マリア・トゥプイ・マクラタ小学校を代表して、トゥアカラウ・トゥイプロトゥ同小学校父母教師会役員が、「教育は児童の成長と将来のための鍵であり、また、パスポートです。」と述べ、我が国よりの支援に深甚なる謝意を示しました。本件支援を通じて、2教室とトイレ棟が新設され、在校児童約170名の学習環境の改善に寄与します。

草の根・人間の安全保障無償資金協力事業は1990年に導入され、これまでトンガ王国全土において260件を超えるプロジェクトが実施されてきました。トンガ王国政府及び国民による人間の安全保障確保へ向けた努力を日本として支援するものであり、日・トンガ両国の政府・国民間の温かく緊密な関係が更に強化されることを期待しています。


  • プロジェクトの署名を祝う石井大使夫妻、トゥイオネトア財務計画大臣及び同小学校の関係者らと児童


    詳細につきましては、上記のPRESS RELEASE(英文)をご参照ください。