ノンプロ無償資金協力 保健省への医療機材他の引渡し

平成30年8月17日
8月15日(水)、バイオラ国立病院に於いて、我が国の「経済社会開発計画」ノンプロ無償資金協力で供与された医療機材、救急車(3台)他が、石井哲也駐トンガ日本国大使から、被供与機関を代表してサイア・ピウカラ保健大臣へ引き渡されました。引渡式には、シアレ・アカウオラ同省次官をはじめ、省内及び病院関係者が出席しました。

石井大使はスピーチの中で、保健省に対するこれら機材供与を通じて、トンガ国民への医療サービス向上に資することをうれしく思いますと述べ、「今回の支援は、第8回太平洋・島サミットにおける首脳宣言に則り、我が国の非感染症疾患対策に向けた取組の一環として実施されるもので、このような支援の効果的かつ適切な活用を通じ、特に多くの人命の救援に資するトンガ政府の取組に貢献できることをうれしく思います。」と述べました。

石井大使はまた、「これら車両及び機材の定期的な保守点検が長期に亘って長持ちさせる秘訣であること、安全運転に十分に心がけること」の重要性を強調しました。これら機材等の供与合計額はおよそ8千8百万円(約180万パアンガ)相当です。

ピウカラ大臣は、よりよい医療サービスが地域全体に行き届くよう、保健省の能力向上に資するこれら支援を受け、我が国に対する深甚なる謝意を示しつつ、「患者の命、また患者への最善の治療に資するよう、これら機材を活用していきたい。」と述べました。同大臣はまた、2016年の医療機材に続く今回の支援に対し改めて謝意を述べ、スピーチを締めくくりました。

我が国のノンプロ無償資金協力は、受益国の社会経済開発に資する機材・製品を供与するもので、トンガ政府の戦略的開発枠組の下、同国の持続可能な開発に向けた取組みの推進に寄与することが期待されます。