ラジオ体操専門家によるトンガ訪問

平成30年10月23日
日本政府から派遣されたラジオ体操の専門家チームが、先週首都ヌクアロファに4日間滞在し、トンガ国民にラジオ体操を指導しました。この事業は日本政府の「スポーツ・フォー・トゥモロー」プログラムによって実施されたものです。

「スポーツ・フォー・トゥモロー」プログラムは、東京でオリンピック・パラリンピックが開催される2020年までに、100カ国・1000万人以上を対象にスポーツの価値を共有するため、日本の安倍総理によって提唱されました。また、このプログラムは、1920年代から日本で行われてきたラジオ体操など、日本を起源とする運動全般を理解する機会を提供することにも繋がっています。

鎌田康彦駐トンガ日本国臨時代理大使は、ラジオ体操専門家の訪問を歓迎し、今年がラジオ体操90周年の節目であることに触れつつ、専門家の指導の下、トンガ国民がラジオ体操を通じて適度で簡単な運動を楽しく行い、健康維持に役立てるよう希望する旨を述べました。さらに、「ラジオ体操は、誰もが、いつでも、どこでもできるようよく考えられた心地の良い運動です。健康の維持・増進だけではなく、生活習慣病の予防にも役立ちます。」と述べました。

ラジオ体操専門家チームとして、全国ラジオ体操連盟の上坂千之理事、平井孝子指導委員、藤本直美指導委員と、日本スポーツ振興センター、スポーツ・フォー・トゥモロー・コンソーシアム事務局から原田真帆プロジェクトマネージャーが派遣されました。専門家チームは、10月16日(火)にトンガに到着し、セントアンドリューズ高校、トンガタプ島西部のコロバイ村、首都ヌクアロファ中心部にてラジオ体操指導を行いました。また、国営テレビ局での収録も行い、今後、定期的にテレビで放映される予定です。

さらに、10月20日(金)の夜には、在トンガ日本大使公邸でラジオ体操指導とレセプションを行いました。主賓を務めたサイア・ピウカラ保健大臣は、ラジオ体操専門家チームが多くのトンガ国民の健康を改善し、運動を通じて幸せな生活を享受できるよう手助けをする姿を讃えました。ヌクアロファに本拠地を置く各スポーツ協会の指導者や責任者らもレセプションに出席し、「スポーツ・フォー・トゥモロー」プログラムのビジョンを共有しました。

在トンガ日本国大使館は、トンガのオリンピック委員会や各スポーツ協会が本事業に惜しみない協力を行ってきたこと、トンガ・日本の関係において、スポーツを通じた健康増進事業及び国際交流事業に協力を行ってくれていることに感謝の意を表しました。




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