-コミュニティの人々への医療サービスの増進に- 「ホウマ地域診療所整備計画」

令和2年5月18日
草の根・人間の安全保障無償資金協力「ホウマ地域診療所整備計画」の引渡式を実施
5月15日(金)、石井哲也駐トンガ大使は日本政府及び国民を代表し、草の根・人間の安全保障無償資金協力「ホウマ地域診療所整備計画」の引渡式を実施しました。
 
この引渡式には、ポヒヴァ・トゥイオネトア・トンガ王国首相、アメリア・トゥイプォロトゥ保健大臣、ポアシ・テイ気象・エネルギー・情報・災害管理・環境・気候変動・通信(MEIDECC)大臣、ヴァタウ・フイ内務大臣、ロザリネ・マアシ国会議員、関係省庁次官、瀬戸屋雄太郎WHOトンガ駐在代表、ホウマ地域診療所関係者及び地区住民が出席して完成を祝いました。
 
石井大使は本事業が新型コロナウイルス(COVID-19)及びサイクロン・ハロルドの影響下にもかかわらず竣工されたことを祝し、挨拶の中で、「地域医療の発展は非常に重要であると認識しており、人々の生命を守るために地域医療サービスを充実させることができたことを光栄に思います。」と述べ「この施設が適切に維持管理され、末永く地域の人々の役に立つことを期待します。」と述べました。
 
ポヒヴァ・トゥイオネトア・トンガ王国首相は、トンガの人々の健康的な生活を促進するための日本政府と日本国民からの支援に感謝の意を表し、「我々は、ホウマ診療所整備事業が成功裏に完了したことにより、ホウマと近隣の村の住民の生活が改善され、増加する非感染性疾患の抑制に貢献すると信じている。」と述べました。
 
保健省は、患者の適切な衛生環境を優先して日本へ支援を求め、今回の事業によって、待合室、医師の診察室、看護師室、身体障がい害者や車椅子の患者のためのトイレなどが増築されました。
 
トンガ王国では1990年の導入以来、草の根・人間の安全保障無償資金協力によって300件近くの事業を支援しています。