-新たな一章に向けてそろばんとともに踏み出そう-兵庫県小野市からの500丁のそろばん引き渡し

令和2年10月6日
10月5日(月)、石井哲也駐トンガ大使はソバレニ教育訓練大臣に対して、兵庫県小野市から送られた500丁のそろばんの引き渡しを行いました。寄贈式には、松井JICAトンガ支所長,教育訓練省のスティーン次官の他,そろばん教育担当官、そろばん教師、そろばんを学ぶ生徒らも出席しました。
 
この500丁のそろばんは,JICAトンガ事務所及び青年海外協力隊員の協力を得て、兵庫県小野市から届きました。同市は日本国内のそろばんの約7割を生産しており、また,日本国内で使用されなくなった算盤を回収し,「そろばんリユース」事業を通じて、世界各国にそろばんを寄贈しています。
 
石井大使は,式の際,「そろばんが学生らの計算力、集中力の向上や自信を高めるとともに、この寄贈がトンガのそろばん教育のさらなる発展に貢献することを願っています。」と述べました。また,「教育は、トンガとの協力における日本の最優先の分野の1つであり、約40年前にそろばん教育がトンガで始まって以来、国際珠算普及協会,JICA,青年海外協力隊,兵庫県小野市らによって,トンガのそろばん教育の発展に多大な支援が行われてきました。特に,小野市は,2010年以降、世界中の国々に8,000丁を超えるそろばんを配布し、今回の500丁を含めてこれまで7000丁を超えるそろばんをトンガに寄贈してきました」と述べました。
 
ソバレニ教育訓練大臣は,このそろばんの寄贈はトンガの生徒にとって非常に喜ばしいことであり,兵庫県小野市からの支援に対し,感謝の意を伝えたいと述べました。
 
本年度の全国そろばん大会は,11月の上旬に予定されています。
  
 プレスリリース(英語)
    
 
         (寄贈式参加者の集合写真)
 

(左から,松井JICA支所長,石井大使,スティーン教育訓練省次官)