第11回「そろばん全国大会」の実施

令和2年11月9日
11月5日(木)、当館はトンガ教育訓練省と共催で第11回「そろばん全国大会」をヌクアロファのKalofiama ’o Epworth Hallにて実施しました。大会では、教師や家族が見守る中、約120名の生徒がそろばんの腕を競い合い、トンガタプ島東地区のそろばんの生徒が最優秀賞を受賞しました。また、大会には鎌田在トンガ臨時代理大使、ソバレニ教育訓練大臣、松井JICAトンガ支所長らも出席しました。
 
鎌田臨時代理大使は子供達にトンガ語を交えて激励のスピーチを行い、「そろばん学習によって子供の計算力(Calculation)を伸ばすだけではなく、集中力(Concentration)や自信(Confidence)につなげることができます。」と述べ、『3つのC』の大切さを強調しました。
また、鎌田臨時代理大使は、今年はトンガ・日本の外交関係開設50周年という記念の年であることに触れ、次の50年という新しい章を一緒に開くため、日本とトンガのさらなる関係強化に向けて努力し続けますと述べました。
ソバレニ教育大臣は、そろばんによって若い学生の数学のスキルが向上できるとして、トンガのそろばん教育における日本からの継続的な支援に感謝の意を示し、コンテストでの若い受賞者を祝福するとともに、今回初めて参加したニウアトプタプ島の学生を褒めたたえました。
今回のそろばん全国大会では、小学3年生、小学4年生、5年生が参加し、筆記・読み上げ算・暗算の部でそれぞれ競い合いました。
(詳しい大会結果は以下のプレスリリースからご覧になれます)
 
トンガでは、そろばん教育は公立小学校の算数の必須科目として教えられている他、最近では私立小学校2校でもそろばん教育が行われています。この大会は、当館とトンガ教育訓練省が共催し、国際珠算普及基金協賛、JICAトンガ支所協力のもとで2010年から毎年実施されています。
 
 プレスリリース(英文)