新型コロナウイルスワクチン引渡式の実施

令和3年8月27日
新型コロナウイルスワクチン引渡式の実施
8月25日、宗永大使は、日本政府がCOVAXファシリティーを通じて供与したアストラゼネカ社製新型コロナウイルスワクチン36,800回分の引渡式に出席しました。同引渡式には、トゥイオネトア首相、トゥイプロトゥ保健大臣、フロントライナー、その他各省庁関係者が出席しました。
 
今回のワクチン供与は、トンガ政府の要望を受け、7月2日に実施された第9回太平洋・島サミットで表明されたものです。菅総理大臣は、同サミットにおいて、日本がCOVAXファシリティを通じて日本で製造された約300万回のアストラゼネカ社製ワクチンを太平洋島嶼国に供与する旨を発表しました。
 
ワクチン供与に加え、日本政府は、太平洋島嶼国に対するコールド・チェーン支援(UNICEF連携、9億円)を通じて、トンガ保健省に対し離島における円滑なワクチン巡回接種を実施するための車両5台及びボート1隻を供与する予定です。また、日本政府は、トンガを含む太平洋島嶼国に対し新型コロンウイルスに対する保健医療強化計画(UNCIEF連携、22.53億円)を実施する予定です。
 
宗永大使は、日本製のワクチンが当国のワクチン接種計画に貢献できる事を嬉しく思うと共に、「トンガ政府、特にコロナフリーの維持及び迅速で効果的なワクチン接種のために尽力している保健省やフロントライナー達の継続的な努力に感謝します」、と述べました。日本政府は、2021年始め、トンガ保健省に対し新型コロナウイルス対策としてサーモカメラ及び医療機器を供与しました。
 
トゥイオネトア首相は、ワクチン支援に対する日本政府と菅総理大臣の迅速な対応に感謝の意を表し、「日本のアストラゼネカ社製ワクチンを受け取ることができ光栄です」「このワクチンは、新型コロナウイルス対策を強化するため、トンガタプ本島及びハアパイ諸島で使用される予定です」、と述べました。トンガ保健省は、ハアパイ諸島におけるワクチン接種を8月31日から始める予定です。
日本は、今後も太平洋で結ばれた友人として、新型コロナウイルスの世界的蔓延に対してトンガが必要とする支援を行う考えです。