日本のワクチン支援によるハアパイ諸島ワクチン接種開始式

令和3年9月3日
日本のワクチン支援によるハアパイ諸島ワクチン接種開始式
8月31日、宗永特命全権大使は、ハアパイ諸島リフカ島で行われたワクチン接種開始式に出席しました。ハアパイ諸島におけるワクチン接種には、日本で製造されたアストラゼネカ社製のワクチンが使用されます。開始式は、リフカ島のマアマ・オ・ママニ・ホールで実施され、主賓としてフレデリカ・トゥイタ・フィリペ氏(ピロレブ王女のご息女)が招かれた他、アメリア・トゥイプロトゥ保健大臣、ヴィリアミ・ヒンガノ・ハアパイ知事、瀬戸屋雄太郎当地WHO調整官、レイノルド・オファノア保健省新型コロナウイルス担当官、プリンセス・フシパラ病院の医療関係者、ハアパイ諸島の人々が出席しました。
 
宗永大使は、スピーチを全てトンガ語で行い、スピーチの中で、「日本のワクチンが日本の友人であるトンガの人々を守ることを願っています」「ワクチンは、私たちがコロナに対抗する数少ない信頼できる武器であり、また、トンガをより強靱にするものです」、と述べました。
 
宗永大使は、ウイルスの侵入を防ぐために尽力するトンガ政府、特に保健省及びフロントライナーの継続的な努力に敬意を表しました。
 
COVAXを通じて日本が供与した36,800回分のアストラゼネカ社製ワクチンは、8月25日にトンガに到着しました。オファノア保健省新型コロナウイルス担当官は、日本の寛大な支援に対するトンガ政府の心からの謝意を表するとともに、「日本のワクチンは、新型コロナウイルスからハアパイの人々を守るだけでなく、トンガの全ての国民を守るものです」、と述べました。
 
宗永大使は、ハアパイ諸島滞在中、プリンセス・フシパラ病院を視察したほか、フォトゥア小学校、ファレロア小学校を訪問し、そろばんハアパイ地区大会で優秀な成績を残した2校の児童たちを激励しました。