令和2年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「コロモトゥア小学校整備計画」の実施

令和3年10月1日
令和2年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「コロモトゥア小学校整備計画」の実施
9月30日、宗永特命全権大使は、我が国が草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて供与した新校舎をコロモトゥア小学校父母教師会に引き渡しました。
 
同式には、フアカヴァメイリク教育・訓練大臣、シアオシ・ポヒヴァ人民代表議員(コロモトゥアを含むトンガタプ第1選挙区選出)、タンギキナ・ステーン教育・訓練省次官、その他関係省庁関係者及びコロモトゥア小学校の父母教師会代表、教師、児童が出席しました。
 
宗永大使は、スピーチの中で、全児童への快適な教育環境の保障は優先されるべきことであると強調すると共に、「教育、特に初等教育は、子供の能力を伸ばし自尊心を高める非常に大切なものである」、「良い教育は、確実にトンガの発展と繁栄の基礎となる」、「日本の供与を通じて、教育環境が向上し全ての児童が有望な未来のために一生懸命勉強することを願っている」、と述べました。
 
フアカヴァメイリク教育・訓練大臣は、日本政府と日本国民による継続的な支援及びトンガの教育セクターに対する多くの重要な支援に謝意を述べました。
 
今回供与した新校舎は、仕切り壁によって分けられた2教室から成り、仕切り壁を外すことで講堂としても使用されます。1960年に設立されたコロモトゥア小学校の父母教師会は、年々増える児童数に対応するため、新校舎の設立を計画したものの財政的な問題から長らく実現できず、日本に支援を要請しました。日本政府は、2008年にも、同校に対しトイレ棟及び図書室の建設を支援しました。