令和2年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「トンガ消防局給水車整備計画」引渡式の実施
令和3年12月2日

12月1日、宗永特命全権大使は、我が国が草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて供与した給水車をトンガ消防局に引き渡しました。同式には、ポヒヴァ・トゥイオネトア首相、テヴィタ・プロカ人民代表議員(トンガタプ第1選挙区)、エリザベス・ベーカー財務省副次官、ヴィリアミ・トゥイハラマカ消防局長、他関係者が出席しました。
宗永大使は、スピーチの中で、「供与した給水車を通じて、トンガ消防局が火事やその他の緊急事態からトンガ国民を守るための能力を強化することを願っています」、「トンガ消防局は、トンガ国民のよい良い安全な生活のために非常に重要な組織です」、「トンガ消防局は、必要な施設や機器を整えることで彼らの責任を果たし、トンガ国民の期待に応えることができると信じています」、と述べました。
給水タンク(7,000L)は神奈川県伊勢原市から、トラックは関西エアポート株式会社から寄贈され、日本外交協会によって整備されたものです。
トゥイオネトア首相は、トンガ国民の生活を向上させ保護する役割を担う日本の供与に謝意を述べました。また、同首相は、給水車を寄贈した神奈川県伊勢原市、関西エアポート株式会社に対する謝意を表しました。
トンガ消防局に対するGGPを通じた我が国の支援は、今回で5回目となります。日本政府は、2006年にトンガタプ本島のヌクヌク消防署及びラパハ消防署を建設し、また、2011年には離島のヴァヴァウ消防署およびエウア消防署に対して車両2台と消防関連機器を供与しています。