令和2年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「マウファンガ診療所整備計画」竣工式実施

令和4年4月20日
令和2年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「マウファンガ診療所整備計画」竣工式実施
 
4月14日、在トンガ日本大使館は、草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)を通じて新たに建設されたマウファンガ診療所を保健省に引き渡しました。
 
宗永特命全権大使は、同診療所の完成を祝い、ファカファヌア国会議長(マウファンガ地区の領主)と共に記念碑の除幕を行いました。式典には、ポアシ・テイ首相代理(副首相)、サイア・ピウカラ保健大臣、タタフ・モエアキ財務大臣、ヴィリアミ・ラトゥ貿易・経済開発大臣、セミシ・ファカファウ漁業大臣、セヴニティニ・トウモウア社会基盤大臣が出席しました。
 
宗永大使は、「現在の状況下において、マウファンガ診療所は、全ての公衆衛生問題の解決に向けて、重要な役割を果たすと信じています」、「私たちは、様々な医療問題に対応し、人々の質の高い保健サービスへのアクセスを保障するために努力し続けなければならない」、と述べました。
 
1990年代に建設されたマウファンガ診療所は、建物の老朽化やサイクロンによる損傷のため、移転を繰り返していました。また、診療室の不足も診療所が適切な医療サービスを提供する上で問題となっていました。保健省は、このような問題を解決し、全ての人々に対する十分な医療保険サービスの提供を確保するために、GGPを通じた我が国の支援を要請しました。
 
タタフ・モエアキ財務大臣は、日本の支援に対し謝意を表しました。新たな診療所は、マウファンガ地区の1,000世帯以上に裨益します。