平成30年度一般無償資金協力「全国早期警報システム導入及び防災通信能力強化計画(NEWSプロジェクト)」引渡式
令和4年9月28日



令和4年9月27日、平成30年度一般無償資金協力「全国早期警報システム導入及び防災無線能力強化計画」の引渡式が、トゥポウトア・ウルカララ皇太子、シナイタカラ・トゥクアホ皇太子妃両殿下御臨席の下、本計画の一部として建設されたトンガ放送協会本部放送局舎にて行われました。本計画は、英語名の「Project for Introduction of Nationwide Early Warning System and Strengthening Disaster Communications」の頭文字を取って、NEWS(ニュース)プロジェクトと呼ばれ、トンガ国民から期待されていました。
また、引渡式には、サローテ・マフィレオ・ピロレヴ・トゥイタ王女殿下、トゥイタ卿御夫妻も御臨席されました。このほか、サミウ・ヴァイプル首相代行、ファカファヌア国会議長、マフィ枢機卿、テヴィタ・ハヴェア・フリーウェズリアン教会会長、各国外交使節団の長、各省庁次官を始めとする政府職員、トンガ放送協会職員等多数の出席者が共に本計画の完成を祝しました。
NEWSプロジェクトは、地震や津波などの自然災害が発生した際に避難を呼びかける早期音響警報システムの導入や放送施設の整備などを通じて、被害を少なくすることを目的としています。本プロジェクトのために供与された資金の総額は、約33億円です。
引渡式中のスピーチにおいて、トゥポウトア・ウルカララ皇太子殿下は、日本国民と政府に対してNEWSプロジェクトに関する支援に謝意を表すと共に、「NEWSプロジェクトのように、いかなる場合も、いかなる時も人命を守るシステムは必要なものです」と述べました。加えて、「今日、我々に求められていることは、我々自身が極限の災害や気候変動がもたらす最悪の衝撃から必要な人、絶望にいる人、死にかかっているかも知れない人を助け出す準備をすることです。我々はこのシステムによって人々を救うことが出来ます。そして、このシステムは、我々の時代が直面する課題に対する強靱性なのです。」と述べました。
宗永特命全権大使はスピーチにおいて、「全国を繋ぐことの出来るこのシステムは、災害の際には非常に価値があり、重要です。」「このシステムは、トンガの災害リスク管理能力を向上させると共に、緊急無線、早期音響警報、中波ラジオ放送の3つの改善によって、災害への強靱性を高めます。」と述べました。また、防災無線システムは最北端の離島群であるニウアスを含むトンガ全土がカバーされること、警報の到達時間が従来の90分から最大8分に短縮されること、警報がハザードマップで危険地帯とされるすべての地域に到達すること等を紹介しました。「NEWSプロジェクトが、トンガの国民にとって時代を画すプロジェクトとなることを期待しています。そして、このプロジェクトがトンガの災害に対する強靱性を一層高め、いつまでも人々の記憶に残る日本とトンガの友好関係の象徴になると確信しています。」と述べました。
ヴァイプル首相代行は、「トンガは国民が小さく海抜の低い離島に分散して住んでいることから、世界で2番目に自然災害に対して脆弱な国であると言われています。そして、こうした離島での災害対応に関する取組は、時に困難です。災害や気候変動の影響から人々を守らなければならない状況の中で行われてきた日本の継続的な支援に感謝します。」と述べました。
引渡式では出席者が見守る中、トゥポウトア・ウルカララ皇太子殿下により、75基のサイレン棟と全国に配備された514台の自動受信ラジオで構成される早期警報システムの放送訓練が行われました。
また、引渡式には、サローテ・マフィレオ・ピロレヴ・トゥイタ王女殿下、トゥイタ卿御夫妻も御臨席されました。このほか、サミウ・ヴァイプル首相代行、ファカファヌア国会議長、マフィ枢機卿、テヴィタ・ハヴェア・フリーウェズリアン教会会長、各国外交使節団の長、各省庁次官を始めとする政府職員、トンガ放送協会職員等多数の出席者が共に本計画の完成を祝しました。
NEWSプロジェクトは、地震や津波などの自然災害が発生した際に避難を呼びかける早期音響警報システムの導入や放送施設の整備などを通じて、被害を少なくすることを目的としています。本プロジェクトのために供与された資金の総額は、約33億円です。
引渡式中のスピーチにおいて、トゥポウトア・ウルカララ皇太子殿下は、日本国民と政府に対してNEWSプロジェクトに関する支援に謝意を表すと共に、「NEWSプロジェクトのように、いかなる場合も、いかなる時も人命を守るシステムは必要なものです」と述べました。加えて、「今日、我々に求められていることは、我々自身が極限の災害や気候変動がもたらす最悪の衝撃から必要な人、絶望にいる人、死にかかっているかも知れない人を助け出す準備をすることです。我々はこのシステムによって人々を救うことが出来ます。そして、このシステムは、我々の時代が直面する課題に対する強靱性なのです。」と述べました。
宗永特命全権大使はスピーチにおいて、「全国を繋ぐことの出来るこのシステムは、災害の際には非常に価値があり、重要です。」「このシステムは、トンガの災害リスク管理能力を向上させると共に、緊急無線、早期音響警報、中波ラジオ放送の3つの改善によって、災害への強靱性を高めます。」と述べました。また、防災無線システムは最北端の離島群であるニウアスを含むトンガ全土がカバーされること、警報の到達時間が従来の90分から最大8分に短縮されること、警報がハザードマップで危険地帯とされるすべての地域に到達すること等を紹介しました。「NEWSプロジェクトが、トンガの国民にとって時代を画すプロジェクトとなることを期待しています。そして、このプロジェクトがトンガの災害に対する強靱性を一層高め、いつまでも人々の記憶に残る日本とトンガの友好関係の象徴になると確信しています。」と述べました。
ヴァイプル首相代行は、「トンガは国民が小さく海抜の低い離島に分散して住んでいることから、世界で2番目に自然災害に対して脆弱な国であると言われています。そして、こうした離島での災害対応に関する取組は、時に困難です。災害や気候変動の影響から人々を守らなければならない状況の中で行われてきた日本の継続的な支援に感謝します。」と述べました。
引渡式では出席者が見守る中、トゥポウトア・ウルカララ皇太子殿下により、75基のサイレン棟と全国に配備された514台の自動受信ラジオで構成される早期警報システムの放送訓練が行われました。
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