宗永大使の廃自動車処理場視察

令和5年2月9日
宗永大使夫妻とヴキ会長夫妻
積み上げられた車体
廃自動車から資源を回収する様子
 2月8日、宗永健作特命全権大使は、サイモネ・ヴキ(Mr. Saimone Vuki)トンガ・リサイクル協会(Tonga Recycle Association: TRA)会長の経営する廃自動車の処分場を視察しました。
TRAは、JICA技術協力プロジェクト「大洋州地域廃棄物管理改善支援プロジェクト(J-PRISM)フェーズ2」の支援を受け、トンガ国内の民間廃棄物処理業者2社によって2023年1月に発足しました。
 
今回視察した処分場では、銅や錫などの非鉄金属や、バッテリーを廃自動車から取り外してリサイクルのために国外へ輸出しています。ただ、残った車体は、機材がないためリサイクルされずそのまま積み上げられており、8エーカー(約1万坪)の土地に3,000台以上の車体が壁を作っています。
 
今後TRAは、令和4年度対トンガ経済社会開発計画(災害廃棄物処理機材供与)を通じて廃自動車の車体を圧縮する機材の供与を受ける廃棄物公社と協力して、国内に3万台以上あると見られる野積みされた廃自動車の処理に当たることを目指しています。
 
我が国は、トンガのリサイクル活動を支援し、美しい環境と島を守るための取組に協力を継続していきます。