対トンガ王国草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)「プケ村給水設備整備計画」引渡式

令和6年2月20日
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2024年2月20日、草の根・人間の安全保障無償資金協力「プケ村給水施設整備計画」の引渡式が行われ、稲垣久生駐トンガ日本国大使は、日本政府及び国民を代表し、新たに整備した給水設備をプケ村給水委員会に引渡しました。同式には、プケ村の領主であるフォヘ卿の夫人の他、給水委員会関係者及び多くの村民が出席し完成を祝いました。
 
稲垣大使は、給水分野は草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて行う支援の重点課題の一つであり、清潔で安定した水の供給は衛生環境を向上させ日常の健康的な生活に不可欠な要素であると強調し、「トンガと日本は外交関係樹立以来50年以上にわたり皇室との交流を通じて良好な二国間関係を築いてきました。その友好関係は、法の支配に基づく『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けたトンガとの協力関係の基礎になるものと信じ、更なる関係強化に努めてまいります。」と述べました。
 
プケ村長のトエトゥウ・タヴァケ氏は、日本政府及び日本国民に対し、本支援によって住民がいつでも清潔な水を使えるようになったとして、深甚なる謝意を表明しました。
 
本支援は、プケ村給水委員会から給水施設の改修要請を受けた日本政府が、新たに電気式給水ポンプ1基、保護フェンス、及び共同配管を整備したものです。
 
草の根・人間の安全保障無償資金協力制度は、途上国におけるコミュニティレベルでの開発需要に取り組むために、トンガ王国では1990年に導入され、これまで様々な分野で300件を超える事業が実施されています。