「トンガタプ島東部コロンガ村での給水設備整備計画」の竣工式-貴族議員と人民議員がともに出席-

平成31年4月12日
2019年4月11日(木)、草の根・人間の安全保障無償資金協力「トンガタプ島コロンガ村給水施設整備計画」の竣工式が行われ、石井哲也駐トンガ大使は、日本政府及び国民を代表し、新たに整備した給水設備をコロンガ村給水委員会に引き渡しました。同式には、貴族議員のヌク卿、ポヒヴァ・トゥイオネトア財務大臣、アロマ・ジョハンソン・スウェーデン名誉領事の他、給水委員会関係者及び多くの村民が出席し、完成を祝福しました。
 
石井大使はスピーチで、本件支援により給水設備が整備され、各家庭に良質な水が安定して供給できることをうれしく思います、と述べました。また、草の根・人間の安全保障無償資金協力は、人間の基本的要求を満たすため、草の根レベルの様々なニーズに直接的に対応するもので、持続可能な開発を促します、と強調して述べました。
 
続いて、ヌク卿は、コロンガ村を代表して、本件整備を通じて、1000人を超す住民が安定した水の供給が得られるようになりました、と述べ、日本政府及び同国民に対し、本件支援に深甚なる謝意を表明しました。
 
本事業は、被供与団体であるコロンガ村給水委員会より、同村住民に対し安全で安定した水の供給を可能にしたいとの要請を受けた日本政府が、同委員会に64,908米ドル(約720万円)を供与し実施されたものです。
 
草の根・人間の安全保障無償資金協力制度は、途上国におけるコミュニティレベルでの開発需要に取り組むために、トンガ王国では1990年に導入され、これまで様々な分野で280件を超える事業が実施されてきました。この支援は、トンガ王国政府及び国民によるトンガ国家戦略開発計画の達成へ向けた努力を支援する日本の姿勢を示すものであり、ひいては、日・トンガ両国の政府・国民間の温かく緊密な関係の更なる強化へと繋がることが期待されます。

 

給水設備の竣工を祝う石井大使とコロンガ村の人々
Press Release

詳細につきましては、上記の Press Release (英文)をご参照ください。