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在トンガ日本国大使館のホームページをご覧いただきありがとうございます。
平成２４年１０月末に着任してから、トンガの皆様に温かく迎えられ、多忙ながらも充実したトンガでの生活を送っております。在トンガ日本大使館は平成２１年１月に開館し、大使館の活動を通じて日・トンガ関係は飛躍的に発展しました。また、平成２４年１２月にはタニア・トゥポウ初代常駐トンガ大使が信認状を捧呈し、日本の関係者の皆様の力添えを得つつ、在京大使館開設されたと聞いております。当地において活動をするにつけ、日・トンガ関係がここまでに到った背後には、日本においてトンガに関心を持ってくださる皆様方及びトンガにおいて活躍されている在留邦人の皆様の御支援によることと改めて実感する次第です。
日本とトンガは太平洋で結ばれた隣人とも言える関係にあり、トンガは日本にとって重要なパートナーです。トンガが親日的である背景には、日本の皇室とトンガの王室の間の長年の親密な御交流の積み重ねに加え、トンガ政府が日本語教育やそろばん教育を取り入れ、国民に日本を身近な国として紹介していることが挙げられます。また、我が国もこれに応え、７０年代より青年海外協力隊員や専門家が日本語教育やそろばん教育等の分野に限らず幅広い分野に派遣してきたこと、スポーツ、農業分野における両国の人的・物的交流の継続があったことで、トンガ全土において親日感情が根付いています。
私は様々な人達の思いや活動の積み重ねの上に今日のトンガとの良好な関係が築かれたことは疑いのないものと確信しています。大使として、既に大変良好な両国関係を更に発展・飛躍させるという課題に取り組む重責を感じつつも、大変やりがいのある課題に取り組めることをとても光栄なことだと思っています。
残念ながら、日本とトンガは地理的に遠く離れており、相互のアクセスは決して便利だとは言えません。既に述べましたように、日・トンガ関係が良好であるのは日本とトンガ、それぞれの土地でそこに住む日本人とトンガ人の間の交流に負うところが多いと思います。是非もっと多くの日本の方々にトンガの魅力に触れ、トンガを訪れていただきたいと思うと共に、また、トンガ人の皆さんにも日本の現在の姿をもっと知っていただけるよう取り組みたいと考えております。大使館の活動を通じて、遠く離れた両国の人々が、お互いの存在をより身近に感じられるよう努力致します。今後とも、皆様のご指導とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
- 在トンガ日本国大使館 特命全権大使
葉室和親
