「平成28年度草の根・人間の安全保障無償資金協力4案件」贈与契約署名式の実施

平成28年12月9日

12月8日 草の根・人間の安全保障無償資金協力-署名式の実施

12月8日(木)、首都ヌクアロファの財務計画省会議室において、平成28年度草の根・人間の安全保障無償資金協力4案件に関する贈与契約署名式が行われ、沼田行雄駐トンガ日本国大使と各被供与団体代表が署名を行いました。署名式には、各プロジェクトの地元選手議員であるセミシ・ファカハウ農業・食料・林業・漁業大臣、ぺニシマニ・フィフィタ内務大臣、セミシ・シカ社会基盤・観光大臣及びナタリア・ラトゥ財務計画省副次官他が出席しました。

沼田大使はスピーチの中で、草の根・人間の安全保障無償資金協力は、トンガ人々が直面する社会・経済的な脆弱性の緩和を目的にしていることを強調しつつ、「今次の給水案件及び学校教育施設の整備によって、水と教育環境の欠如に起因する持続可能な開発上の困難を克服する取り組みを前進させることができ、とてもうれしく思います。」と述べました。

本無償資金協力制度は、トンガには1990年に導入され、以降、国内各地の様々なコミュニティ等に対して支援してきました。今回は、トンガタプ島のタタカモトンガ村、フォラハ村、ハアシニ村・ハムラ村に給水施設を、また、ハベルロト村のハベルトフォア小学校に新しい校舎をそれぞれ整備します。

最後に、被供与団体を代表して、ハムラ村のシャオシ・シャアフ給水委員会副会長が謝辞の一部を日本語で読み上げながら、日本政府と日本国民に対する深甚なる謝意を表明しました。

本支援は、トンガ王国政府及び国民による人間の安全保障確保へ向けた努力を支援する日本の姿勢を示すものであり、日・トンガ両国の政府・国民間の温かく緊密な関係の更なる強化へと繋がることを期待しています。

  • 沼田大使、ファカハウ大臣、フィフィタ大臣、シカ大臣及び被供与団体関係者


    本事業の詳細につきましては、上記のFact Sheet(英文)をご参照ください。