海上自衛隊輸送艦「おおすみ」は2月16日(水)、離島を含むトンガへの緊急援助物資の輸送任務を全て完了しました。 「おおすみ」は1月24日に日本から出航し、2月9日にヴナ埠頭に到着しました。航空自衛隊C-130輸送機に次いで到着した「おおすみ」は、飲料水や高圧洗浄機などの追加の支援物資を輸送しました。また、海上自衛隊によるトンガの早期復興を願うメッセージや千羽鶴がトンガ政府に届けられました。 「おおすみ」は2月11日(金)~12日(土)、海水を淡水化した飲料水約150トンをトンガタプ本島に提供しました。供給に活用された国家緊急事態管理庁(NEMO)の給水車は、以前日本政府が供与したものです。2月12日午後、給水を終えた「おおすみ」はヴナ埠頭から出航し、飲料水の離島輸送に向けて準備を開始しました。 ブナ埠頭から離岸した「おおすみ」は、2月14日(月)にエウア島、15日(火)にハアパイ諸島、16日(水)にヴァヴァウ諸島にそれぞれ飲料水9.6トンを輸送しました。輸送には、陸上自衛隊のヘリコプターCH-47機が活用されました。 海上及び陸上自衛隊による活動は全て、トンガ保健省の定める新型コロナウイルス対策に従い実施されました。 「おおすみ」は、緊急援助物資をトンガに輸送するだけでなく、災害により基本的な物資がより不足している各離島への水の配給も行いました。ヘリコプターCH-47は島の人々の温かい歓迎を受けました。 日本政府は「おおすみ」の派遣を通じて、トンガ国民及び政府を支援出来ることを嬉しく思います。