2013年12月6日
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平成24年度対トンガ草の根文化無償資金協力「日本語学習センター整備計画」 引渡し式の実施
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平成26年12月6日、葉室和親駐トンガ日本大使はトンガ教員養成学校において「ヘイララ・さくら日本語センター」の開所式に参加しました。アナ・マウイ・タウフェウルンガキ教育訓練大臣がトンガ政府を代表し、ライリーン・エサウ同校校長(元国費留学生)と共に本式典に参加しました(式典写真はトンガ教員養成学校の新年度が始まる1月下旬以降アップデートされます)。
日本政府は草の根文化無償資金協力「日本語学習センター整備計画」を通じて、トンガ教員養成学校に対して9,495,954円を供与しました。本件事業ではセンター棟(2教室)の建設に加えて、LL教育用のパソコンやAV機器、日本語及び英語の学習教材の整備を行いました。本件事業を通じて、国際協力機構を通じて派遣される青年海外協力隊日本語教師との連携を通じて、トンガにおける日本語教育のみならず、トンガ教員養成学校における日本語教師育成の質向上に寄与することが期待されます。センターは新年度と共に使用が始まる予定ですが、日本人及びトンガ人日本語教師によって構成される日本語教師会の会合が同センターにて既に行われています(写真参考)。
葉室大使は日本語が引き続き日・トンガ関係における重要な柱の一つであることを強調し、センターの重要性を述べた他、タウフェウルンガキ教育訓練大臣は政府を代表して謝意を述べつつ、日本語学習及び日本語教育の質向上に一層取り組むよう勧めました。トンガにおける日本語教育は1985年に開始され、現在中等教育機関を中心に5校で実施されています。2002年に日本語教師養成がトンガ教員養成学校で開始され、2004年に初のトンガ人日本語教師が教壇に立ちました。