2014年5月8日
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平成26年度在外公館文化事業『第5回日本語スピーチコンテスト』
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2014年5月8日(木)、第5回日本語スピーチコンテストがセント・アンドリュース高校ホールで開催され、エメリ・モアラ・ポウバル・トンガ教育訓練省次官及び日本語教育実施校校長、同教頭、トンガ人日本語教師や父兄らとともに、葉室和親駐トンガ日本大使が見守る中、14名の生徒がそれぞれのスピーチを発表しました。
トンガにおける日本語教育は1985年にババウ島のババウ高校で初めて実施されて以来、現在では7つの高校、教員養成学校で選択科目として教えられています。葉室大使は日本語教育実施校が増加していることに感謝し、教育訓練省とJICAボランティアの継続的支援に謝意を表しました。
ポウバル教育訓練省次官は、冒頭の挨拶で言語教育の重要性に触れ、『現在、私たちはますますグローバル化する世界の中で生活しており、日本語のような開発パートナーの主要言語を無視し続けるなら、未来にリスクを負うことになるでしょう。トンガの学校で実施されている日本語教育や文化プログラムが、日本とトンガの人々の関係やコミュニティを構築する手段となることを切に願っています。トンガ教育訓練省は、この重要なプログラムを支援し、拡大していくことを約束いたします。』と述べました。
今年の一般の部(訪日研修参加者選考の部)で優勝したトンガ高校7年生のタハアフェ・ロセ・トゥウイヘオファさんは、8月に日本で予定されている訪日研修の参加候補者として在トンガ日本大使館より国際交流基金に推薦されます。フォーム4の部ではエウア高校のシオネ・AMHL・ベイトゥナさん、フォーム5の部ではトンガ高校のミカエラ・マパカイトロさん、フォーム6の部ではトンガ高校のマデリネ・ケイティラニ・ラベマイさんがそれぞれ優勝しました。
14人の参加者はそれぞれ、内容・発音とイントネーション・発表・文法・語彙という5つの基準によって審査されました。審査団は、原田明子日本語上級専門家、ライリン・ロロヘア・エサウ教育訓練省次官補、テビタ・キリシマシ・ハアパイ帰国留学生会長ら4人によって構成されました。
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