2014年9月24日
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平成25年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「ハアラウフリ村給水施設整備計画」引渡し式
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9月24日、草の根・人間の安全保障無償資金協力「ハアラウフリ村給水施設整備計画」の引渡し式が、ババウ諸島ハアラウフリ村で行われ、葉室和親駐トンガ日本国大使が、日本政府及び国民を代表し、整備された給水施設を引き渡しました。
引渡し式には、フリバイババウ州知事、ヴィリアミ・ウアシケ・ラトゥ商務・観光・労働大臣(ババウ16選挙区選出)の他、ハアラウフリ村の住民らが出席しました。
葉室大使はスピーチで、給水システム整備の重要性と水が基本的人間要求の達成に不可欠であることを強調し、「水は日常生活の核となるもので、水不足は健康問題やGDPの約7%の経済損失を引き起こします。整備されたハアラウフリ村の給水システムは、日本政府のトンガにおける水資源の効果的な管理の設置を支援する取り組みのひとつです。」と述べました。
ヴィリアミ・ウアシケ・ラトゥ商務・観光・労働大臣は、日本の多大な支援に対しトンガ政府及びハアラウフリ村住民に代わり感謝の意を表し、「本日は、今般の日本政府からババウの住民に対する3つの引渡し式のうち、最初の引渡し式を迎えました。日本の支援に対してはいくら感謝しても足りません。」と述べました。
ハアラウフリ村給水施設整備計画は、対トンガ政府開発援助の一環として、草の根・人間の安全保障無償資金協力のスキームの下で実施されました。草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて、日本政府は、トンガ国民が脆弱性を乗り越え、人間の安全保障を促進するための草の根レベルでの持続可能な開発を促進することを目的としています。ハアラウフリ村委員会は、412名の住民に対する安定した水の供給ため、日本政府に支援を求めていました。
葉室大使は、今般、ババウ諸島のハアラウフリ村、ホロンガ村、フェレトア村の各村に、整備された給水システムを引渡しました。
プロジェクトファクトシート(PDF)