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  4. 「僻地における防災能力強化のための野外中継車整備計画」引渡し式

2014年10月21日

  • 平成25年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「僻地における防災能力強化のための野外中継車整備計画」引渡し式
  •   10月21日午前10時より、草の根・人間の安全保障無償資金協力「僻地における防災能力強化のための野外中継車整備計画」の引渡し式が、トンガタプ島ファシ・モエ・アフィ地区のトンガ放送協会にて行われ、日本政府及び国民を代表し、葉室和親駐トンガ日本国大使が、エセタ・フシトゥア・トンガ放送協会取締役会長に対し、野外中継車を引き渡しました。引渡し式には、シオトメ・ハベア氏をはじめとするトンガ放送協会幹部の他、パウラ・マウ環境・エネルギー・気候変動・災害管理・気象・情報・通信省次官、タタフ・モエアキ財務計画省次官、レベニ・アホ緊急事態管理庁長官らが出席しました。

      葉室大使はスピーチで、2011年3月の東日本大震災に言及しつつ、日本が、自然災害対応の経験及び知識を、トンガを含む様々な国々と共有することを重視している旨を強調し、「トンガの地方共同体及び全土で、災害対応能力を構築することは、極めて重要です。今回供与した野外中継車は、現場からの報道やより広域の放送サービスを通じて、トンガ国民が自然災害に関する十分な知識を得て、十分な防災対策を行えるようにすることを目的としています。野外中継車は、あらゆる気象条件下において、様々な事件や出来事に関する最新のニュースを、現場からのより明瞭な画像と共に提供するための装備を搭載しており、トンガ王国の全ての人々の能力強化の一助となるものです。」と述べました。

      フシトゥア・トンガ放送協会取締役会長は、日本が、長年に亘り、技術支援や機材供与を通じて、トンガ放送協会を強力に支援してきたことに対する謝意を表明し、「ラジオやテレビは、今や教育やニュース、娯楽を提供するための手段のみに留まらず、防災準備・災害管理のための、最も重要な手段となっています。今回供与された野外中継車は、トンガにとって救世主ともいえるものであり、野外中継車により、今日のトンガは昨日よりも安全となりました。」と述べました。

      本プロジェクトは、日本政府による「対トンガ草の根・人間の安全保障無償資金協力」を活用して完成したものです。日本政府は、「草の根・人間の安全保障無償資金協力」を通じ、脆弱性を克服し、人間の安全保障を促進するために必要な支援を提供することにより、草の根の人々が、共同体の福祉のために正しい情報に基づく選択を行う能力を強化することを目指しています。トンガ放送協会は、トンガ王国の人々の特に自然災害時における情報ニーズにより的確に対応するため、我が国からの支援を申請していました。

      プロジェクトファクトシート(PDF)