2015年5月14日
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平成27年度在外公館文化事業「第6回日本語スピーチコンテスト」
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2015年5月14日(木)、第6回日本語スピーチコンテストをセント・アンドリュース高校ホールで開催し、沼田行雄駐トンガ日本大使が、初めて公務を行いました。クロード・トゥポウ教育訓練省次官代理及びテビタ・カラフィトニ・ラトゥ トンガ・カレッジ校長はじめ、パウラ・フォヌア タイルル・カレッジ校長、モウンガ・マカ セント・アンドリュース・スクール校長、サウイロア・タウファレレ ラヴェンガマリエ・クリスチャン・カレッジ校長らが見守る中、全16名の参加者が日本語でのスピーチを発表しました。
沼田大使は冒頭の挨拶で、二カ国語及び多言語を話すことが異文化交流において重要な要素となることに触れ、「日本語を話すことは、トンガと日本の両国において、お互いから学び合い、文化の相互理解を助けとなります。日本語教育に対するトンガの継続的な支援に心より感謝します」と謝意を表しました。
クロード・トゥポウ教育訓練省次官代理は、「現在日本語は3年生から7年生に対して教えられています。また、トンガ人と日本人の日本語教師の協力により、国定シラバスもあります。日本政府とJICA、そして国際交流基金の、寛大で継続的な教育支援に感謝します」と述べました。
今年の一般の部(訪日研修参加者選考の部)は、ババウ・ハイ・スクール7年生のアーデン・オ・ハレクラニ・ファタイさんが優勝し、8月に日本で予定されている訪日研修の参加候補者として在トンガ日本大使館より国際交流基金に推薦されます。4年生の部ではトンガ・カレッジのフォノヘマ・ソロモネさん、5年生の部ではタイルル・カレッジ(ババウ)のパエア・ヴァイアンギナさん、6年生の部ではトンガ・ハイ・スクールのアリシ・ウヒさん、7年生の部ではトンガ・ハイ・スクールのリンダ・ヒウペティさんがそれぞれ優勝しました。16人の参加者はそれぞれ、内容、発表、文法、語彙、発音・イントネーションという5つの基準によって審査されました。
トンガにおける日本語教育は1986年にババウ島のババウ・ハイ・スクールで初めて実施されて以来、現在では全国で6つの中等教育機関で選択科目として教えられています。本コンテストは2010年より日本語学習者の学習意欲を高め、学習の成果を発表する場として設けています。
本コンテストはトンガ教育訓練省との共催で、JICAトンガ支所、トンガ日本語教師会の協力を得て開催されています。セント・アンドリュース・スクールには会場提供でご協力頂き、審査員は昨年に引き続き、ライリン・ロロヘア・エサウ教育訓練省人事考課副課長、テビタ・キリシマシ・ハアパイ帰国留学生会会長にご協力頂きました。
大会結果(PDF)
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