在トンガ日本国大使館ホームページは「JavaScript」が使われております。
「JavaScript」をONにしてご利用下さい。
  1. ホーム
  2. アーカイブ
  3. 平成27年度掲載情報
  4. 対トンガ無償資金協力 マイクログリッドシステム導入計画引渡し式の開催

2015年5月29日

  • 対トンガ無償資金協力 マイクログリッドシステム導入計画引渡し式の開催
  •  5月29日、トンガタプ島バイニ村で、トンガタブの電力需要の3%を賄い、年間32万7千リットルのディーゼル燃料を節約可能とする、新たなマタ・オエ・ラア太陽光発電施設(国王の命名)の引き渡し式が、トゥポウ6世国王・王妃両陛下ご臨席の下、執り行われました。式典には、沼田行雄駐トンガ日本大使、シアオシ・ソヴァレニ副首相をはじめ、国会・教会関係者及び本事業の実施機関であるトンガパワー幹部、日本側からはJICA及び富士電機、八千代エンジニアリング、南洋貿易の関係者が出席しました。

    沼田大使は冒頭の挨拶で、「本事業は、大洋州諸国における持続可能な開発に対する日本政府の支援を具体化したものである。環境にやさしいエネルギー源である太陽光エネルギーは、恒久的な恩恵を与えるものであり大変重要となる。日本政府は、化石燃料への依存からの脱却を目指すトンガ政府の方針に貢献するため積極的に取り組み、NZや他の開発パートナーとも、密接に連携していく」と述べました。

    本事業により、既存のマアマ・マイ太陽光発電施設も光ファイバーケーブルにより本発電施設と接続され、本施設が有する革新的な安定化装置とマイクログリッドシステムを通じて、太陽光エネルギーを安定化させることが可能となり、既存のディーゼル発電とも連動した一体的な電力供給が行われることになります。

    本施設は、1メガワットの太陽光発電施設で、日本政府が無償資金協力として1500万米ドルを、トンガパワーが100万パアンガ(約6000万円)をそれぞれ負担し、南洋貿易、富士電機、八千代エンジニアリングのコンソーシアムによって建設されたものです。

    ソバレニ副首相はスピーチにおいて、2020年までに化石燃料への依存を現在より50%削減することを目標とするトンガエネルギーロードマップに言及し、本施設の重要性を強調しながら、日本政府によるこれまでの太陽光発電施設の協力に謝意を表明しました。

     
  •