2015年8月13日
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国際交流基金 海外巡回展 「東北-人・くらし・風土」
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平成27年8月13日木曜日、ヌクアロファ市内トゥポウ専門学校ホールで、国際交流基金・海外巡回展「東北-人・くらし・風土」の開会式を開催しました。開会式には、エケ財務計画大臣、アルダム駐トンガ・オーストラリア高等弁務官、黄華光中国大使、ウォルシュ駐トンガ・ニュージーランド高等弁務官をはじめ、トンガ政府及び学校関係者、日本関係者などが出席しました。開会式と併せて、開会式出席者による展示の内覧が行われ、参加者は展示されている100枚以上の写真パネルを、興味深く見て廻りました。
沼田行雄駐トンガ大使は、開会式の挨拶の中で、「本巡回展は、写真を通じて、2011年3月11日の東日本大震災により壊滅的打撃を受けた東北地方の様々な魅力を照会するものです。また本巡回展を通じた協力が、トンガの写真愛好家や若者にとり、写真技術を更に高める契機となることを期待しています。」と述べました。
エケ財務計画大臣は開会式の挨拶の中で、本巡回展はトンガ国民にインスピレーションと学習の場を与えるものであると述べ、トンガでの巡回展の開催及び教育・文化プログラムを通じた既存の密接な両国関係の更なる強化に向けた在トンガ日本大使館の尽力に対し、謝意を表しました。
震災発生から1年という節目に企画された本巡回展は、東北にゆかりのある、世代も表現手法も異なる10人の写真家による123点の作品で構成されています。2011年3月11日に東日本を襲った大震災は、東北地方を中心に甚大な災禍をもたらしましたが、本巡回展は、被災状況や復興の様子をリポートするものではなく、写真作品を通して、東北の風土、人、くらしを浮かび上がらせようとするものです。
本巡回展「東北-人・くらし・風土」は、ヌクアロファ市トゥポウ専門学校ホールで、巡回展最終日の8月31日月曜日まで、月曜日から土曜日までの午前9時から午後5時の間、一般公開されています。トンガにおいて、在トンガ日本大使館が主催する4回目の海外巡回展かつ長期間に亘る展示となります。この機会を通じて、トンガ王国の皆様が、奥深い東北の魅力を感じてくださることを期待しています。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
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