2015年8月28日
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平成21年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「バイマロ村給水施設整備計画」引渡し式
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8月19日、草の根・人間の安全保障無償資金協力「バイマロ村給水施設整備計画」の引渡式が、ババウ諸島のバイマロ村で行われ、沼田行雄駐トンガ日本国大使が、日本政府及び国民を代表し、整備された給水施設をバイマロ村住民に引き渡しました。引渡式には、サイア・マウ・ピウカラ保健大臣(ババウ14区選出人民代表議員)が出席しました。
沼田大使はスピーチの中で、本プロジェクトの完了を祝福し、「本支援は、地元共同体の衛生環境を改善し、安全な水へのアクセスを強化するものです。ババウ諸島は、地域開発に熱心に取り組む市民社会団体や地元共同体を持つ、特別な地であり、こうした地域特性が、日本とのより良い連携と、日本のプロジェクトの円滑かつ確実な実施を可能としています。」と述べました。
草の根・人間の安全保障無償資金協力は、発展途上国特有の開発需要に対応するために、1989年に導入されました。トンガ王国では、教育、医療、保健をはじめとする様々な分野で、草の根の団体及び共同体の福祉に資する261件のプロジェクトが、今日までに実施されてきました。
ピウカラ保健大臣は、24時間清潔な水へのアクセスが可能となったバイマロ村に対する日本政府及び日本国民の寛大な支援に謝意を表明しました。バイマロ村共同体は、1996年に設置され、老朽化が進行していた給水システムを改修するため、日本の支援を要請していました。
本支援は、トンガ王国政府及び国民による人間の安全保障確保とミレニアム開発目標の達成に向けた努力を支援する日本の姿勢を示すものです。