2014年9月25日
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平成25年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「フェレトア村給水施設整備計画」引渡し式
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9月25日、草の根・人間の安全保障無償資金協力「フェレトア村給水施設整備計画」の引渡し式が、ババウ諸島のフェレトア村で行われ、葉室和親駐トンガ日本国大使が、日本政府及び国民を代表し、整備された給水施設を引き渡しました。
引渡し式には、ヴィリアミ・ウアシケ・ラトゥ商務・観光・労働大臣(ババウ16選挙区選出)の他、フェレトア村の住民らが出席しました。
葉室大使はスピーチで、日本の支援は、草の根レベルで基本的人間要求と人間安全保障の問題に取り組むことで、コミュニティ活性化することを目的としており、持続可能な開発の実施において、日本とトンガの開発協力の有効なツールとなると強調しました。また、葉室大使は、2013年までにトンガで実施された252件の草の根・人間の安全保障無償資金協力のうち、103件が給水施設整備を含む公共福祉分野を対象に実施されたと述べました。
ヴィリアミ・ウアシケ・ラトゥ商務・観光・労働大臣は謝辞で、日本国民及び政府の多大な支援に対し感謝の意を表し、「1990年以来、日本政府はトンガ全域で地方コミュニティに支援を提供してきました。トンガは今後も継続して草の根・人間の安全保障無償資金協力の恩恵を受け続けるでしょう。」と述べました。
フェレトア村給水施設整備計画は、対トンガ政府開発援助の一環として、草の根・人間の安全保障無償資金協力のスキームの下で実施されました。在トンガ日本大使館は、本スキームを通して現地コミュニティと協働し、インフラや保健・教育分野の改善等の基本的な社会サービスの改善を支援しています。フェレトア村委員会は、388名の住民への安定した水の供給ため、、日本政府に支援を求めていました。
葉室大使は、今般、ババウ諸島のハアラウフリ村、ホロンガ村、フェレトア村の各村に、整備された給水システムを引渡しました。
プロジェクトファクトシート(PDF)